二次被害を生み出さない防災のための非常食

災害時から48時間のうちは、災害による被害が最も広がっている時間です。さらにその時間を過ぎると今度は二次被害の影響が広がってくることもあります。つまり、災害によって交通インフラや生活のインフラが停止してしまうことによるものです。大きな災害の場合は生活用品を売っている店が機能しなくなることも多く、その場合は調達することもできません。普段から防災意識を働かせて二次被害にも備えておくことはとても重要です。2011年に東北で起こった大地震のときには食べ物が調達できないという問題が起きました。非常食を日頃から用意していた人は良かったようですが、そうでない人は外の寒い場所で長時間食糧調達のために並ぶということを余儀なくされました。非常食に適しているのは水気のない腐りにくいものですが、そればかりでは歯の悪い人がいる際に対処できないのでチョコレートなども用意しておくことをオススメします。

防災のための非常食にはどういうものが適しているか

防災グッズ、と聞けばまず身の安全を守るための防災頭巾や、生き埋めになったときに助けを呼ぶためのホイッスルなどです。さらにインフラが働かなくなったときのことを考えると水や非常食が重要になってきます。特に脱水症状は災害時に最も怖い物の一つであるので、水の確保は確実にしておきたいところです。次には数日間生き延びることができるような非常食が必要になります。最近では缶詰入りのパンやビスケットなど昔の乾パンよりも食べやすい食品が開発されているようですから、平常時に試食してみて食べやすいと思われるものを備蓄しておきましょう。ただ、災害時と平常時では状況が大きく異なるのが普通ですから、平常時には食べやすいカップ麺などでもお湯が必要になるという基本的なことは意識しておきましょう。とにかく調理が一切必要がなくて栄養補給できる食品を用意しておくことですね。

大地震のときに実際に食べた防災の非常食

2011年の3月11日には実際に東北地方で被災しました。被災したといっても内陸部だったので揺れによる被害と電気・ガス・店、が使えないという日々が長く続いただけで済みました。防災意識の薄さを改めて認識させられた事態でした。特別非常食や非常水のようなものも用意していなかったので、冷蔵庫に入っていたもので数日を凌ぎました。実際に食べたものといえば残っていたゆで卵、本来ならば温めるソーセージ、などでした。米や肉はありましたが、火が一切使えなかったので諦めました。他にはスナック菓子くらいです。カップ麺もありましたが、お湯がなかったので食べる事はできませんでした。他には世帯単位で支給される非常食のバナナ・ネギ、くらいです。飲み水が一番苦労しましたが、マンションの給水塔から少量ずつならくみ上げることができたのでそれで凌ぎました。災害はいつ起こるかわからないということを実感させられる経験でした。